笑って暮らそう

アラフィフ主婦の『人生笑ったもん勝ち』な日々の記録です

母と子の小さな戦いは続く…でもそこに愛はあるんです

春休みの我が家で毎日繰り広げられている『静かな戦い』の事を書いてみようと思います。

水道光熱費の高騰が続く昨今、我が家もご多分に漏れず節電節水を心掛けるようにしてます。

 

自分がいる場所以外の電気は消す。

浴槽のお湯は必要以上に貯めない。

シャワーを長い時間出しっぱなしにしない。

などなど…。

 

小さい話ですが「無駄を減らそう」と思うわけです。

 

そこにやってきた春休み。

 

娘は何故か家中を明るくしておきたいようで。

自分はそこにいないと言うのに、とにかくあちらもこちらも電気を点けてまわるのです。

まあ家中どこに行っても明るい…。

 

誰も入っていないトイレ、窓から陽が差し込んでいる階段、誰もいない玄関

寝室…どこに行っても娘が点けた明かりがしっかりと場所を照らしています。

誰も入っていないコタツもしっかりついているので、いつでも温かい。

 

「何で?」

と思うのですが…。

 

そして

「使っていない電気は消しておいてね、もったいないから。」

と言い聞かせてはみるのですが…。

娘は返事の代わりに何とも憂鬱そうな顔でこちらを見るばかりです。

 

どうやら『電気がついいる』と言う事は娘にとって大事なこだわりのようです。

点いていれば『家』という感じがして落ち着くのでしょうか?

多分本人に聞いても説明のつかない感覚なのですよね。

そうなるとあまり強く言うのもどうかと思うのですが、これはどうしてもやめて欲しいわけです。

 

そこで始めたのは

とにかく片っ端から娘の点けた無駄な電気を黙って消してまわる事。

消えてる電気を発見すると娘はやっぱり点けてしまうのですが、それをまた私が消して回る。

 

それを見ている夫は

「そういうのイタチごっこって言うんだよね。」

と苦笑しているのですが、ある日娘の感覚も変わるかもしれませんから。(と言う希望を持ってます…)

 

娘との暮らしの中には時々意味不明なこだわりがあって、その殆どは私には理解が難しいものです。

 

『こちらの理屈で説明したり、説き伏せようとしてもそれは解決にはならない。』

 

『自分が常識だと思っている事が娘にとっても常識だと思うのは傲慢。』

 

『娘の考え、思いを自分は理解しきれていないのに分かったような事は言わない。』

 

これらは今の私が日々一生懸命心掛けている事です。

 

 

始めはついつい

「私が何もかもどうするのが良いのか教えてあげなくちゃ!」

などと偉そうな事を一生懸命やっていました。

その頃の事を思うと娘には悪いことをしたなぁと思います。

 

『自分は理解してやれなくても娘には娘の理由があるんだ』

と言う事は理解できるようになったかな、とは思う今日この頃です。

 

かくして

小さな戦いは平穏なまま明日も続いていきそうです。

 

娘よ

これだけはできれば宜しくお願いします。

 

いつもの散歩道。朝の天気が嘘みたいです。